我が家に光がやってきた

　先月の連絡で４ヶ月待ちと言われた、NTT西の光ファイバーの工事が突然前倒しになり昨日無事完了した。
　８年間ISDNの64Kbps環境でネット生活を送ってきた。巷でADSLが流行したときもINS回線故その恩恵にあずかることはできなかった。

　電力系の光ファイバーは少し前からチェックはしていて、料金が格安でしかもIP電話が同番移行できるというのは魅力だったが、10年以上使っているメールアドレス等すべて変わってしまうのが嫌だったので移行をためらっていた。
　NTT西のフレッツはISP料金と合算すると少々料金は高めだが、現行のISPの契約内容でそのまま使い続けられるのがメリットだ。しかし光電話のサービスエリア外であり、一気にINSから移行するわけにはいかなかったので様子見状態で数年64K生活を送ってきたわけだ。
　
　今年九月にたまたまNTT西のWebで光プレミアム+ISPのセットプランが結構低価格になっており、しかも光電話のエリアに含まれるようになったため速攻で申し込んで、年内ぎりぎりにようやく全面移行が完了した。
　写真左から光電話のアダプタであるVoIPアダプタ、ルーター機能を持つCTU（加入者網終端装置）、光信号を電気信号に変換するONU（回線終端装置）という3種の神器が並ぶ。その右は8年間お世話になって今回引退いただいたISDNのターミナルアダプタ（TA)とノートPC＋Linuxで構築したNATルーターである。PCも8年間殆ど連続運転で内蔵バッテリー(ニッケル水素）はすでに死んでいる。ラックの上の段には電話機とISDN導入時に引退したマイクロコム製28.8KbpsのMNPモデムが鎮座している。

　私がネットを始めた頃は、300boudのカプラがそろそろ消えかけた頃で、1200bpsからスタートすることができた。その後2400bps、9600bps、14400bpsとなり、28.8Kbpsでモデムの時代が終わった。2400bpsの頃は海外に接続するために別途VAN業者と契約したわけだが、これが目の玉が飛び出る料金でCompu-Serveに月数時間接続しただけで10万円を超える月もあった。当時からすれば現在のインターネット環境は想像もつかない天国である。
　
　今回速攻で契約した理由は、工事費が無料、長期の料金割引制度、それから無線ルータがもらえるというオマケがついていたことである。ISDNを引いたタイミングで無線LAN（802.11、2MBit、14CH)を導入していた。これはメルコの最初の無線LANセットで、自宅一階のマシンルームから二階のリビングまでカテゴリー5のLANケーブルを這い回らせなくてもよくなったため重宝していた。その後802.11bが登場して、それ用のAPを追加して混在環境となっていた。

　今回の光への移行に伴い家庭内無線LAN環境も一新し802.11b/gに統一して旧来のAPも引退させた。もちろん最低限のセキュリティ対策として暗号化とMACアドレス縛りは設定している。実は設定後にNetstumblerで無線信号を計測中に隣近所のAP/PCから発信されている（と思われる）信号を8つも受信してしまった。そのうちWEP等で暗号化しているAPはうちともう一軒のみで他はダダ漏れ状態で少々心配である。

　これで年末年始休暇はネット三昧の生活だなぁ。あ、いつもと変わらんな。

タグ：フレッツ光

コメント 2

光生活、おめでとうございます。パチパチ。
我が家はマンションなのでＶＤＳＬ、実測で１３Ｍくらいです。これくらいでていればとりあえず文句は言えません。むしろ、ノートＰＣの能力が不満になってきました。。
でもまあ、Compu-Serveで月１０万円はびっくり。僕はおそるおそるしか使っていなかったので、そんなトンデモ料金にはならずに済みました。
by もせて (2005-12-25 22:18) 

どうもです
これでうちもようやくブロードバンドやっていますと言えるようになりました。
昔の通信料金を知っているだけに、爪に火を点すように節約通信を心がけてきた体質は今もしっかり残っており、昨今の携帯文化にはとてもついていけません。
通話しまくりのパケット飛ばしまくりていうのは、全身で拒否してしまいます。
　データはとことん圧縮し、ダウン/アップロードは深夜のすいている時間帯に自動運転して翌日に読み書きするなんて生活はなくなりましたけどね。
by ぽっとべりぃ (2005-12-25 23:27)