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佃煮買いに [きのこ0%]

 今日ついでがあったので佃煮を買いに佃島まで行った。
別に大阪のデパ地下でもイイのだが、有楽町線に乗っているからには月島で降りて界隈を散歩しながら住吉神社にお参り方々佃島の佃煮を買って帰るべきだろう。

写真の赤い橋の向こうが佃島である。左奥に手前の風景と非常に違和感のある近代的なビルが見えるが、このあたりではこういうミスマッチな風景はよくあることだ。
この橋は佃小橋といい、下の水路は右手に回りこんだところで隅田川につながっている。左手奥は陸続きになっていて佃大橋という大きな橋のたもととなっている。

佃小橋を渡ったところを右手に折れると突き当たりに神社が見える。これが住吉神社である。この住吉神社の縁起は聞くところによると大阪佃(現在の西淀川区あたり)の漁民が江戸佃島に移住するときに田蓑神社を分霊したものを祀ったそうな。西淀川は結構近所なので意外なところで縁があるものだと感心。ここで今年の無病息災に感謝、そしてちと早いが来年も無病息災と大猟祈願を。
 写真は正門(というのだろうか)の大鳥居側から見た風情で、幅6m程度の小路の突き当たりに位置する。
 この小路の入り口を左に折れて直進、佃小橋からまっすぐ隅田川に向かう大通り(?)とぶつかって更に直進10mでお目当ての佃煮屋がある。

ここは昨年吹雪の中をたどり着いた佃煮屋でガラス戸を引いて中に入ると奥行き80cm位の土間に置かれたガラスケースに入った量り売りの佃煮が出迎えてくれる。
 キャラブキ、アサリ、アミ、エビ・・・そしてグラム1500円とお値段は張るがウナギの佃煮まである。
「えーと、キャラブキとアサリ・・・それから生アミを700ずつください」
すると女将さんらしい女性が、
「それですと結構なりますが」
代金のことを言っているのが量のことを言っているのか、一人で佃煮2kgも食べれんだろ。
「大丈夫です。それとお手数かけて申し訳ないのですがそれぞれ300、200,200に小分けしていただけますか?」
これで納得したのか、量り始めてくれた。ちゃんとお配りする分も考えているのである。

 大阪までの帰路かばんに詰めた2Kgの佃煮は重かった。でも美味しいんだここの佃煮は。

 佃小橋を渡るときにふと見ると、高層マンション群に囲まれた東京下町の風景が妙にシュールに思えてならなかった。


タグ:佃島
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コメント 2

もせて

高層マンション群に囲まれた東京下町。シュールというのはとりあえず最大の褒め言葉でしょう。緩衝地帯となる緑もなくいきなり林立する風景は異様で圧迫感すら感じます。かといって他の風景もいただけたものじゃないですが。
by もせて (2005-12-28 23:04) 

ぽっとべりぃ

このような不連続性は特に臨海地帯に多いです。
臨海地区の再開発であちこちに高層ビル群が立つ一方で、これらの地区は昔ながらの風情を残してますからねぇ。

まあ、よそ者にはあまり言及する資格はないんだろうけど、この状況は自分の記憶にとどめて置く価値はあると思ってます。
by ぽっとべりぃ (2005-12-29 02:05) 

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