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後半戦 始動! [きのこ]

 先週あたりから曇天~降雨の日が多くなってきた。先週の東京は半袖のクールビズでは肌寒いくらいの気温だったし、金曜夜に大阪に帰ってきたときもかなり涼しい風が吹いていた。もう頃合だろうと本日早速六甲へ出撃した。

 チチアワタケ
[Suillus granulatus]

 早速チチアワタケの群生に出会った。ここは裏六甲の公園だがそこかしこにこのチチアワタケが出ている。特に苔(蘚類)の上に好んで出ているようだ。
 チチアワタケは時期になると普通に見られるキノコで多くの図鑑に食用との記載があるが、運が悪いと(体質によるのか?)軽い消化器系の障害を起こすようだ。身近で実例を聞いているだけに自分で試す気分にはなれないなぁ。
 古い図鑑には消化が悪いので多量に食べるなと書いてあったが、最近の図鑑では軽い中毒を起こすという記述に変わってきているようだ。

 ウスキテングタケ
[Amanita orientogemmata]

トップの写真はウスキテングタケの幼菌。右の写真の個体もそう大きくはないどちらかというと幼菌の部類だ。先週末から今週半ばにかけて発生を始めたようで、周りには老菌を超えてトロけた残骸が残るばかりだった。これも成菌は端正なテングタケ然とした姿をしているのだが、今回は被写体になりうる成菌個体は見つからなかった。もう2,3日早ければなぁ・・・
 幼菌も綺麗な象牙色というのかクリーム色をしており、つるっとした表面が美しいが猛毒注意である。

 シロオニタケ
[Amanita virgineoides]

 多分シロオニタケ。この仲間も最近の図鑑では増えている。以前は同じものだと考えられていたものが別種とされてきているようだ。いずれの種も猛毒、有毒、食毒不明菌のオンパレードなので見るだけにとどめたい。

 傘を見て一瞬4月に書いたハルシメジかと思ってしまった。少し乾いたような黄色味かかった茶色でひび割れ模様の傘表面はハルシメジそっくりである。但し柄はか細く華奢であるところが違う。ヒダは肉色なのでハルシメジと近縁と知れる。モミウラモドキ系かクサウラベニタケ系ではないかと思う。いずれにせよ食べないほうがいい。

8月までの欲求不満が一気に爆発したようなラインアップだけど、意外にテイクアウトできるものが少ない。今日の収穫もハツタケ2本のみ。
それでもお吸い物にしてきっちりと初秋の味が堪能できた。


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もせて

僕は今のところチチアワタケは大丈夫です。おそるおそるで、量も抑え気味にして食べてます。
昨日心配していた雨は本降りにならず、なんとか山歩きできましたが、さて今日明日はどうしよう。。
by もせて (2006-09-17 08:49) 

ぽっとべりぃ

チチアワタケは見つけやすい開けた場所に群生しますから、すぐに籠一杯くらいは採れそうです。でもねえ・・
関西は朝から快晴です。でも台風がらみでは午後から急変ということも十分あるからなぁ。希望を言えばもうちょっとシトシト降って欲しい気はしますが。
by ぽっとべりぃ (2006-09-17 08:57) 

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