みんな冬支度 [きのこ0%]
年に何度か訪れている北海道。今年は7回目くらいだろうか。
出張がらみで来ることがほとんどなのだが、今回は嫁さん連れで完全プライベートな旅行である。でも勤務の都合で一泊二日という旅程はいくらマイレージ只旅行とはいえ、いかにも足代がもったいないなあ。
毎回宿は出張プライベートを問わず、札幌すすきの中心部のビジネスホテルだったのだが、今回は支笏湖畔の温泉宿に泊まることにした。この周辺はキノコや野鳥がらみで毎年訪れている場所だが、宿泊するのは2回目である。周辺は支笏湖を囲む森であり、宿の正面は開けた園地に面していて散策にはもってこいのロケーションだ。
今回もチェックアウトの後、枯れ木をつつくコゲラや幹を走り回るゴジュウカラ、枝先のシジュウカラやヤマガラを眺めながら2時間近く散策していると、嫁さんが足元を指して「リスリス!」と言うではないか。見ると足先から50cm位のところにエゾシマリスが遊歩道脇の笹の繁みから恐れる風もなくチョロっと出てくるところだった。それが次の写真だ。
続けて写真を撮りたかったが、急激な動きをしたくなかったのでゆっくりとiphoneを胸ポケットから取り出す。恐る恐る写真を撮り始めたのだが、相手はこういうシチュエーションに慣れているのか、ちらっとこちらを見上げてから遊歩道を横切り、悠々とナナカマドの実らしい赤い実を両手に抱えて私らの目の前で食べ始めた。
10分弱位、見ている前で口一杯に赤い実を詰め込むと、立ち木に駆け上った。見上げると木の枝にもう一匹のシマリスがちょこんと腰かけてもぐもぐやってるのが見えた。これが冒頭の写真。見ると頬袋は詰め込んだエサではちきれそうである。シマリスは冬眠するので冬越し準備に大忙しということなのだろう。
タグ:支笏湖 シマリス 秋
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