スーパーシートの朝食にて

2004/8/16 岡山県北部　ヤマドリタケモドキ
　朝二番の飛行機で羽田から伊丹に飛んだ。たまたまスーパーシートに空席があったので朝食にありつこうとアップグレードの手続きをした。朝の軽食は大抵サンドイッチの折り詰め弁当が出てきたものだが、今日の弁当は通常の半分のサイズだった。
ついに原油高がここまできたかと思いながら箱を開けると中には果物と風呂敷饅頭を二周り程大きくした程度の固い黒パンが1個入っていただけだった。
　これはあんまりじゃない・・・と思いながらパンをかじろうとした時CAがカップラーメンの半分ほどのサイズの蓋付きカップを手渡してくれた。開けてみると中に入っていたのはオニオングラタン！実はこっちがメインだったわけだ。久しぶりだったこともありパンをちぎって浸しながら満足して食べ終えた。写真を撮っておきたかったが機内での携帯電源ONはご法度。仕方が無いので件の堅黒パンにそっくりな傘をもつヤマドリタケモドキで代替する。
　オニオングラタンも旨いが、ヤマドリタケモドキも採ったその場でスライスしてオリーブオイルと少量のバターでソテーして塩胡椒すると最高に美味い。今年の収穫は少なかったが比較的毎年安定して楽しめるキノコである。また、天日乾燥したものを戻して作るリゾットもなかなか楽しめる一品なので食べきれないほどの収穫があっても問題ない。
　後で気づいたのだが、サイズといい堅さといいあのパンは丸のままオニオングラタンに投入して潤びらせて食べるのが正解ではなかったのだろうか？フランスパンのスライスが浸っているのは見たことがあるが、自前で投入するのは初めてだ。スープバーあたりの手法なのかな？

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