梅雨冷えの山 [ややきのこ]
カワリハツ(変り初)/charcoal burner [Russula cyanoxantha] 2014/6/7 神戸市
梅雨である。露出した腕は触れるとびっくりするくらい冷え切っているのだが、次から次へと汗の玉が湧き出しては流れて落ちていくのが奇妙で不快である。昔、これと似た感覚があったな。脳内検索すると小学校の低学年の頃、梅雨時に木造の体育館への渡り廊下で同じような感覚を覚えた記憶に辿り着いた。その小学校は六甲山の中腹にあり、油引きの床の木造2階建ての校舎であった。中学も同じ敷地内にあったので4棟の教室と図工室、理科室棟、それに体育館はすべてコンクリ張り屋根付の渡り廊下で結ばれていたのである。当時はエアコンなど世の中に存在していなかったので梅雨時はどこにいてもじっとりと肌寒い季節であったのだ。今にして思えば当時は世の中それで普通に生活できていたのだね。
早朝から先週と同じ巡回コースを巡るが、ラインナップは変わらない。それどころか菌影は少々薄れてしまったようにも思える。朝から小雨が降ったり止んだりの空模様のせいなのか人出は少ないようだ。路傍のRussulaたちは泥はねを浴びて薄汚れたものばかり。アミタケも育ちきったものばかり目に付く。ようやく一番しっかりとしたカワリハツを見つけたのでこれ幸いと撮影。本日はこれだけ。
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