のきのこ(2) ~東北編~ [ややきのこ]
東北編
さすがキノコを昔から徹底利用してきた地域だけにほとんどの県にご当地図鑑があるようだ。この地域も新聞社発行が主体のようである。惜しむらくは山形県、ここだけは見つけることができなかった。
上段左から順に
(1)東北きのこ図鑑 工藤伸一著 家の光協会 2009年9月
同じ「家の光協会」の「きのこ」図鑑も愛用しているが体裁的にはそれとよく似ている。ブナ・ミズナラ林のキノコが多く収録されているとのこと。
(2)東北のキノコ 日本菌学会東北支部 無明舎出版 2001年10月
これもオーソドックスな順番で、保育社図鑑なんかに親しんだ人なら、お目当てのキノコがどのあたりに載っているかすぐに見当が付くだろう。しかしこの図鑑ではコラム「Coffee Break」が楽しい。キノコのイラストも秀逸。
(3)青森のきのこ 工藤伸一・手塚豊・米内山宏著 グラフ青森 1998年8月
解説は1ページ1種で写真が大きいのが特徴。掲載種は約300種。
(4)岩手のきのこ 岩手県菌類研究同好会著 岩手日報社出版部 2009年9月
方言地方名満載で楽しい図鑑。掲載種は約530種。未同定なのか、仮称的な扱いのキノコ多し。
(5)宮城のきのこ 斎藤紀・草野源次郎著 河北新報社 1999年9月(3版)
オーソドックスな構成。被写体は結構拡大されている。約290種掲載。
(6)あきたの山菜キノコの四季 永田賢之助著 秋田魁新報社 1997年4月
図鑑ではなく解説書の体裁をとっている。文章中心だがカットの写真が綺麗である。山に分け入るところから発生ばしょ、採取方法など勉強になります。
(7)ふくしまの山菜とキノコ 大沢章著 歴史春秋出版株式会社 2001年6月
あきた以上に解説寄りの本である。キノコ写真も少しはあるが、文章と挿絵、表中心の内容。キノコ栽培はあまり縁がない内容。
(8)雪国のきのこ 高橋喜平・矢作礼美子・高木国保・角田良一著 熊谷印刷 1985年6月
雪国とは上越から東北にかけての地域を指しているようだ。掲載順序は毒/常用/食用/不食/薬用/珍菌というようなカテゴリーで分類掲載されているところが特徴。常用菌にコガネホウキタケが入っているのだが、アリなのか?昔、仙台国分町近くのキノコ料理屋で昼飯食ったついでに店に届いたトロ箱を覗くと、中にこのコガネホウキタケが入っていたのに驚いた記憶がある。
(9)白神自然観察園のきのこ(1) 原田幸雄・山岸洋貴著 弘前大学出版会 2012年10月
30ページくらいのパンフレット的なリーフレット(?)である。なんのこっちゃ。弘前大学白神自然環境研究所付属の白神自然観察園に発生するきのこの(ごく一部の)紹介パンフレットである。(1)となっているので(2)以降を楽しみに待っているところである。写真は綺麗。特にナスコンイッポンシメジの紫は綺麗に発色している。
背景をよく見たらリッジレスト。気持ちはもう山へ?
みどさんも相当持っているようですが、ぽっとべりぃさんも相当ですね。。
by もせて (2015-01-03 21:40)
インフレータブルな奴が軒並みパンクで、これくらいしか生き残っていないのです。20年の歳月侮りがたし。
by ぽっとべりぃ (2015-01-03 22:00)