デイ・アフター・トゥモロー？ [きのこ0%]
予報通り朝から雪が降っている。1日降り続くとの事だったので、ビジネスシューズの革靴は止めてシンサレートインシュレータ入りのハンティングブーツを履いて出勤することにした。
途中多少吹雪いた外は何事も無く、９時少し前にオフィスに入った。始業前にメールを処理しようとPCの電源を入れて立ち上がったかと思ったら、いきなり照明が消えてオフィスのあちこちから「ウォー」「ウギャー」という悲痛な叫び声が上がった。
普段から日当たりの悪いオフィスは薄暗く、天井の非常灯のみ点いた状態で,完全に停電していた。商売道具のPCはバッテリの付いたノートPC以外は全て落ちている。
居室から出ようとするとセキュリティロックが死んでいるため開かずの扉状態である。エアコンも停止し床からじわじわと冷え込んできた。このまま居室で遭難かと馬鹿な想像をたくましくしていると、誰かが「In case of ･･･」の保護カバーを外して手動でロックを解除してドアをフリーにしたのでとりあえず最悪の事態は免れられた。
停電後に出社してきた人間の情報では近所は全て停電していて国道の信号機も消えているとの事。復旧は長引くことが予想され、とりあえず仕事にならないので休憩室から外を眺めることにした。雪はますます横殴りに激しく降っている。
こういう状況の中で「デイ・アフター・トゥモロー」、星野之宣の「巨人たちの伝説」、ニーブン＆パーネルの「天使墜落」、ハインラインやウィルスン・タッカーにも同じような設定の作品があったような・・・みたいな想像が膨らんでいく。
結局30数分後に電力は回復。中部電力さんありがとう。
これで仕事が出来る・・・と思いきやネットワークの回復にその後数時間を要することになるとは思っても見なかった。
図らずも会社の危機管理体制の問題点が露呈したわけで、関係部門では貴重なデータが採取できたことだろう。
その後雪は昼頃には止んで晴れ間が見えるほどに回復した。
タグ：会社
この雪と低温で、電力消費がうなぎ登りとなって電力会社は儲かる反面、そもそも綱渡りの運用（運転）を強いられていたところに送電線故障が重なったようです。
テレビでもやってましたが、石油ファンヒーターも電気がなければただの箱。新潟は本当に大変だろうなぁ。
by もせて (2005-12-23 16:53)
いやー日頃当たり前の世界が、一瞬でアウトドアフィールドですかねー。こればっかりはユーザー側では対処のし様が無い。
UPSつったって、一時しのぎだしねー。
メール程度なら携帯かH"でいけるんですが、メールサーバー（及びネットワーク機器）が死んでるからどうしようもない。
電話もインテリジェンスな部分は死んでます。
でもこちらは30分程度で回復したけど、あちらは1日近く止まったんですね。ユーザーもだけど送電保守現場も大変なんでしょうね。
by ぽっとべりぃ (2005-12-23 17:12)