秋のキノコキャンプ(第二回・続)-愛しきキノコ達- [きのこ]
コウタケ[Sarcodon aspratus] 2006/10/07
毎年この時期通っている長野県の某山はどうやら今年は豊作らしい。
少し大げさに言ってしまえば、まさに「足の踏み場も無い」程に出ている。
もっとも全山くまなくそういう状態ではないが、場所によっては上げた足を下ろす時にキノコを踏まないような場所を探す場面もあった。
今回はそういった豊饒の山でのキノコキャンプの最中に出会った面々を紹介する。
冒頭の写真と同じくコウタケである。
トゲトゲで武装したいかめしい姿をしているが、とても美味なキノコである。傘の裏には普通のキノコのようなヒダはなく、といってポルチーニのような微細な穴でもなく、強いて言うなら小さな針がびっしり生えている風である。
新鮮なものは適当に裂いて醤油と酒を合わせた漬け汁に浸しながら炭火でカラリと焼き上げる付け焼きが最高だろう。大量に採れた場合は適当に刻んで天日乾燥して保存する。乾燥コウタケは適宜戻してコウタケ飯やコウタケパスタで食べると美味である。
ケロウジ
[Sarcodon scabrosus]
一見コウタケに良く似ているが、似て非なるもの。近くで見ると間違うことは無いが、遠目に何度だまされたことか。コウタケのような香りと言うよりは、焦げ臭い匂いがすると言った方が良いだろう。私は味わったことは無いがひたすら苦いそうだ。大抵の図鑑では「不食」となっている。
ムラサキアブラシメジモドキ
[Cortinarius salor]
雑木林のアメジスト
デジカメではなかなかこの紫色の再現が出来ないが、非常に綺麗な紫色のキノコである。まるで片栗粉をまぶして湯通ししたようなヌルヌルキノコでのど越し良く味も良い。
ハナビラニカワタケ
[Tremella foliacea]
コナラの根際や幹、枝にくっついている。一見色の薄いきくらげの塊のように見えるが別物。味は無しで殆ど食感が売りのキノコ。湯通しして酢の物なんてレシピが多いが、キクラゲの代用としても使えるそうな。
ヤギタケ
[Hygrophorus camarophyllus]
何故ヤギタケというのだろうか?どう見ても山羊には見えない。
今回これを試食した同行者がいたが、特に旨みも無いキノコということだった。今年は結構見かけたが、一本も採らなかったキノコだ。
ヌメリササタケ
[Cortinarius pseudosalor]
ムラサキアブラシメジ同様とにかくぬめるキノコだ。味は良く、十分キノコ狩りの対象になるが、籠に入れる際に気を付けないとあっという間にごみや土が貼りついてしまってえらいことになる。ナメコやハナイグチなど同様に採る傍から掃除をしつつ籠に入れていくように気をつけること。
さてこの山、今年中にもう一度行けるかな?
都合があえば是非、再度、彼の地に(*^^)v
灰色かすりの霜降りにお目にかかれますでしょうか・・・
by HOPE (2006-10-12 12:59)
昨年は11月初めの3連休でもそこそこ銀色シメジに出会えました。
今年も1泊程度でギンタケ鍋をつつこう会でもやりたいですね。
by ぽっとべりぃ (2006-10-12 15:01)
やはり、そういう流れになりますか。
先日、GOOさんがいつもと違うところにご案内できるかも。。などとのたまわっておられましたが。どーしようかなあ。
by もせて (2006-10-12 19:39)
昨年の記録では11/5にやってますね。
確か、どなたかが大物をゲットされたような記憶が・・・
今のところスケジュールはあけています(^^)
by ぽっとべりぃ (2006-10-15 18:59)