我庭短信 ~台風一過~ [きのこ0%]
台風4号が明け方にかすめていった。
朝から晴れ間が広がっているが、時たま雲に覆われる不安定な空模様だ。現在中心は東海沖に居るようなのでまだ影響が残っているのだろう。
台風前には気がつかなかったが、クマゼミの鳴き声が朝から響き渡っている。こいつらが鳴き始めると梅雨明け・夏開幕となるのだ。
私が子供の頃はクマゼミは1シーズンに1匹採れるかどうかの貴重品だった。朝一から虫取り網を担いでランニング・半パン姿で町内を走り回る様は、昭和30年代のガキの典型的な夏休みスタイルであった。昭和30年代の京阪神間のセミの推移は「ニィー」と長鳴きするニイニイゼミで始まり、「ジー」と暑苦しく鳴くアブラゼミに主役を明け渡し、夏休みが終わる頃「ホーシィツクツク」のツクツクボウシでシーズンを締めるのが普通だった。
六甲山あたりまで行くとこれにチッチゼミ、エゾゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシが加わり、六甲ケーブルで山頂を目指すとき山の涼風とともにミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきていやがうえにもお出かけ気分が高揚したものだ。
このラインナップのなかでもクマゼミは別格で、ブラックボディと緑色で縁取りされたクリアな羽と鮮やかなオレンジ色の腹、そしてその大きさで他のアブラゼミなどの駄蝉などと一線を画していた。もしも町内で「シャーシャー」とクマゼミの鳴き声が聞こえて来ようものなら、ガキどもは先を争って現場に駆けつけたものだ。それが何年前からだろうか貴重品から駄蝉に転落してしまった。20年位前、大阪府寝屋川市に住んでいたのだが、夏の盛りには早朝から全開で鳴きわめく声で起こされ、道端には死骸の山ができる状態であった。
今は兵庫県に転居しているが、その数はやや落ち着いたものの盛りともなれば明け方からクマゼミの大合唱が始まる。これから写真のように我が家の小さなヤマボウシに10匹以上のクマゼミが群がる毎日が始まるのだ。
今年もやってきたコスズメの若令幼虫。
君らのために生やしたヤブガラシをしっかり食べて無事羽化してね。
色づき始めたブラックベリー。
ブルーベリーが終盤で、今からはこのブラックベリーとイヌビワのシーズン。
奇遇ですね。こちらも台風一過、今日からクマゼミが鳴き始めました。
台風が直撃していたときより、今(午後6時)の方が風が強いです。変な台風。。
by もせて (2007-07-15 18:11)
吹き返しというにはちょっと時間がたち過ぎていますね。
こちらは思ったほど風雨は強く無く、この分だと山はそう荒れてはいないようです。
今日は結局出られず、明日はどうしようかなぁ。
by ぽっとべりぃ (2007-07-15 18:16)
おやおや、今日はお庭の虫の観察ですね。幼少の頃は千葉で蝉を追っかけていましたが、クマゼミには一匹もお目に掛かりませんでしたね。ミンミンゼミ、アブラゼミがメインでした。ミンミンゼミはどんどん少なくなり、ほとんどアブラゼミばっかになりましたが。こちらはクマゼミがうるさいですね。涼しい朝方だけ鳴いて、日中はシーンとしている省エネがムカツク。今年はまだ羽化してません、こちらは。虫君のためにヤブガラシを生やすとは、さすが、ただものではない。
今日は、標高を上げてウロツイテきましたが、下界は晴れていたのに、1000m付近は土砂降りで、早々に退散してきました。明日はもう、のんびりしよう。
by kouchan (2007-07-15 23:18)
下界は結局暗雲がたちこめたものの降りませんでした。
今日はよんどころない事情で出動できずでした。
標高1000というと、千種か大屋、それともハチかな?
こちらは明日は出かけようと思います。行き先は決まってませんが。
by ぽっとべりぃ (2007-07-15 23:47)
今朝は山では、ミヤマクワガタを見つけ、庭ではこのような状態です。1日中除湿機3台がフル稼働していますが今でも室内は湿度72%と屋外ではキノコにとって「天国」のような状態です。
by 六甲山 (2007-07-16 18:21)
いらっしゃいませ
私は今日は北六甲の淡河町でキノコ探ししていましたが、六甲山頂付近は雲の中だったんですね。
私の小学校が御影の山手にあったんですが、この時期よく霧に包まれることがありました。もちろん休み時間は霧の中でかくれんぼなのですが、教室に戻ると全身びしょぬれ状態でした。今なら不快でしょうけどアノ頃は全然無問題でしたね。
by ぽっとべりぃ (2007-07-16 19:40)