梅林は草深く 我が心、欲深し [きのこ]
ウメハルシメジ(梅春占地)/ [Entoloma sepium] 2015/04/17 神戸市
朝の6時前から花も終わり実が膨らみだした梅林をさまよっている。
70本も無いくらいの小さな梅林だが、下草は相当茂っている。アザミ、ノビル、ギシギシ、イネ科の雑草、あといろいろ・・・凄いところでは40~50cm位の草丈である。しかしながらキノコは地面から発生するので伸びた草を掻き分けないとその発生が確認できないのである。
上の写真の左半分は、梅の根際を見て回っているときに幸運にも大きな個体を見つけた状態のものである。右半分は覆っていた草を掻き分けたところ、さらに2個体を発見したところである。
こういう事情なので、全ての梅ノ木をチェックして回らねばという欲に駆られてしまい、斜面の梅林をあがったり下がったり・・・気がついたら9時を回っていた。3時間も狭い梅林をさまよっていたようである。
ウメハルシメジ(梅春占地)/ [Entoloma sepium] 2015/04/17 神戸市
こいつは大物。今年は春の雨が多いようで、たっぷりと水を吸って成長がよろしいようだ。でも初夏以降のしかも梅林以外の場所でこれが出ていたら絶対に食べないだろうな。
ウラベニガサ(裏紅傘)/deer mushroom [Pluteus cervinus] 2015/04/17 神戸市
春の肉色ヒダのキノコのもう一方の巨頭がこのウラベニガサ系のキノコである。私にはシカタケと言う方が、しっくりする。小学校6年のGWのころだったと思うが、化野念仏寺の裏手の竹やぶで弁当を広げたのだが、すぐそばの朽ちた切り株からこいつが出ているのを見つけた。なかなか端正で傘は絹糸光沢の薄茶色、ヒダは肉色でしっかりと覚えたものである。
英語名でもdeer mushroom、鹿キノコというらしいが、学名のcervinusが鹿という意味で、ここからきているらしい。日本名同じ由来なのだろうか?
藪漕ぎ、ならぬ雑草漕ぎ?
なんにしてもご苦労様なことです。僕も見回りにいかねば。。
人家にあまり近くなくて、不審な行動をしていてもとがめられない場所は案外少なくて。。
by もせて (2015-04-17 22:20)
ご同様です
早朝登山の方が多く通り過ぎますので、結構気を使います。
通常ですと散歩を装って、見て回るだけなんですが、
こいつの場合、下草を掻き分けなければ見つからないので、大変です。
by ぽっとべりぃ (2015-04-18 01:34)