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春を探して [きのこ]

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シイタケ(椎茸)/shiitake [Lentinula edodes]  2015/03/17 神戸市 

長い冬眠から覚めたように、3月中旬から毎週山に入っている。
長年酷使した結果の膝痛を抱える身としては、キノコのハイシーズンを迎える前から慣らし運転を始めておく方が良いという判断で極力出かけるようにしているのだ。
 
毎週同じような場所に出かけているのだが、毎回それなりに新しい発見があるのが楽しい。たとえばこのシイタケなんぞは完全に野生(元は栽培品種かもしれないが)のものなのだが、大都会神戸の裏山にボコボコと出ているのを見つけたりするのだ。

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フクロシトネタケ(袋褥茸)/Pig's Ears [Discina perlata]  2015/03/31 神戸市  
 
これも春先のキノコ。パッと見はキクラゲにも似ているが、完全に別物である。しかしながらよく似た場所に発生するので、見間違う向きもいるやも知れぬが、有毒の可能性があるとのことなのでご注意を。

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トガリアミガサタケ(尖網笠茸)/black morel [Morchella conica]  2015/04/04 神戸市  
 
欧米で人気の高いキノコである。特にフランス料理の食材として有名。モレル、モリーユと呼ばれる一群のキノコである。春を告げるキノコでまず出てくるのが写真の尖がり帽子、トガリアミガサという種類だ。桜前線と共に発生するのは”普通”のアミガサタケ、細かく見るとマルアミガサとかチャアミガサ、オオトガリアミガサとかいろいろあっていまひとつすっきりとしないグループである。

海外の写真などでは荷車いっぱいに積み上げるほどの収穫を見ることがあるが、今年は日本でも数百本の発生があちこちから報告されているようである。私の場合は残念ながら、今のところささやかな発生にしか出会っていない。

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ニオイタチツボスミレ(匂立坪菫)/ [Viola obtusa]  2015/04/04 神戸市  

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のきのこ(7) ~海外編~ [ややきのこ]

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海外編

海外でもやっぱり気になる「のきのこ」本。Amazonできてから洋書取り寄せの敷居が下がってもう大変。

上段左から順に

(1)Mushrooms and Other Fungi of North America 「北米の食用キノコとその他のキノコ」
    Roger Phillips著   Firefly Books  2005年(2刷) ハードカバー 319ページ $39.95 A4
イギリスのキノコ名人らしい。この人の名前を冠した図鑑は結構あるようだ。それにしても立派な装丁である。写真は生態写真ではなく標本写真で複数の個体を1枚の写真に並べ、必要に応じて傘裏ヒダのショットや断面が添えられている。これは大変な手間がかかっている。

(2)Mushrooms and other fungi of Great Britain & Europe「イギリスとヨーロッパの食用キノコとその他のキノコ」
    Roger Phillips著   Pan Books  1981年 トレード・ペーパーバック 288ページ £14.99 A4
これもロジャーさんである。イギリスとヨーロッパのキノコ図鑑。全体の構成は北米版とほぼ同じである。現在1ポンドが180円とすれば、現在約2700円というところか。

下段左から

(3)COMPLETE GUIDE TO BRITISH MUSHROOMS & TOADSTOOLS 「イギリスの食用キノコと毒キノコ」
     Paul Sterry 著 Harpercollins 2009年 ペーパーバック   383ページ  £16.99 
イギリス本土、アイルランド、およびシェットランド諸島などの周辺島嶼のキノコを収録。どちらかというと日本の写真図鑑に近い構成である。すなわち生態写真に近いフィールドでの写真で構成されているということ。
キシメジとかシモフリの英名は何とかKnight(騎士?)というのが多い。たとえばネズミシメジ[Tricholoma virgatum]は「Ashen Knight」(灰色の騎士)となる。ミネシメジ[Tricholoma saponaceum]は「Soapy Knight」(石鹸騎士)と呼ばれるのだ。

(4)COMPLETE GUIDE TO IRISH WILDLIFE 「アイルランドのワイルドライフ」
     Paul Sterry 著 Harpercollins 2010年(再版) ペーパーバック   319ページ  £15.99 
アイルランドの動植物をすべて網羅したガイドブックである。うちキノコの記述が約10ページある。動物、鳥類、魚類、爬虫類、両生類、貝類、植物、菌類とアイルランドの野生生物はいこれ1冊でOK的な図鑑である。

(5)ALL THAT THE RAIN PROMISES, AND MORE(A HIP POCKET GUIDE TO WESTRN MUSHROOMS)「北米西部のキノコ」
 DAVID ARORA著    10Speed Press   1990年  ペーパーバック 230ページ  $17.95
アメリカのキノコ関係者は変な人が多いのか、この本も少しばかりおかしい。基本的に日本のポケットキノコ図鑑の体裁をとっているが、挿入されている写真のモデルが異常なノリで少し変である。それにしてもメリケンのキノコ自体異常なものが多くて驚かされる。異常なサイズのアンズタケやアミガサタケ、血だらけキノコやバナナナメクジなんてのも結構グロかったりして。







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のきのこ(6) ~番外編~ [ややきのこ]

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番外編

県名で括れない「のきのこ」本もある。

上段左から順に

(1)森のきのこ      小林路子著                岩崎書店         1996年8月(7刷)
ボタニカル(マイコロジカル)アートというにはあまりにも絵本的な絵。マツタケは私と少しイメージに相違が。ウラベニホテイは凄いね、絹糸光沢といい親指紋もしっかり。

(2)日本のきのこ   今関六也・大谷吉雄・本郷次雄編   山と渓谷社        1988年11月
この図鑑は一番よく見た図鑑かも知れない。製本がバラけ始めているほどに開いている。写真が大きく美しい。
収録数も945種と多いのだ。

(3)里山のキノコ        本田尚子著           幻冬舎ルネッサンス    2012年8月
「森のきのこ」と同じくマイコロジカルアート本。ただしこちらの方が絵本度は高いと思われる。個体差の絵があったり、いわゆる端正な代表選手の個体じゃない絵が多いのが良いと思う。

下段左から

(4)改訂版 都会のキノコ   大舘一夫著           八坂書房          2011年10月
(5)都会のキノコ         大舘一夫著           八坂書房          2004年6月
キノコの基礎からの話を展開。実例やエピソードは都会の中の公園とかの話が多い。改訂版は分類学上の変更が反映されている。

(6)月夜のキノコ       いわむらかずお著         理論社           1996年6月(7刷)
検索サイトで「のきのこ」で検索をかけると必ずヒットする本。
「トガリ山」シリーズは全巻持っているので、知っていたけどね。

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のきのこ(5) ~西日本編~ [ややきのこ]

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西日本編

ついに西日本という大きな括りでないと、頭数が揃わなくなってきた。関西以西でご当地がゲットできたのは、京都、兵庫、広島、熊本だけである。20年くらい前に岡山でご当地きのこ図鑑を見た記憶があるのだが、検索しても出てこない。シイタケ、ササナバの大分、キリノミタケの宮崎なんぞはご当地図鑑があってもいいと思うのだがなぁ。

上段左から順に

(1)京もキノコ一期一絵     高山栄著           京都新聞出版センター    2009年7月
近所で黒トリュフを発見した著者の文章は面白い。大谷先生の「きのこ」もそうだが、同定情報よりもエピソードの方が読んでいて楽しいね。基本半ページの写生図と残りの全スペースでエピソードというか、キノコエッセイが展開される。掲載順は私にはわからない規則で並んでいるようである。70種収録。

(2)京都のきのこ図鑑      吉見昭一・高山栄著    京都新聞社           1990年8月(再版)
これぞキノコ図鑑という体裁。掲載順も系統だっており、子嚢菌→担子菌類、しかも異担子菌→腹菌類→ハラタケ目という順番である。ということはマツタケが図鑑のようやく中盤あたりで出てくるわけだ。ほがかの図鑑だと3分の1以前で出現するのが普通なのだが。461種収録。

(3)兵庫のキノコ         兵庫きのこ研究会編    神戸新聞総合出版センター 2007年12月
兵庫県で見られるキノコを収録。まだまだ見れていない種が多いのに改めて圧倒される。1ページ2種掲載で写真はやや小さめ。245種掲載。並びはオーソドックスである。

下段左から

(4)広島県のキノコ  比婆科学教育振興会・広島きのこ同好会著  中国新聞社    1996年4月(4刷)
アキノアシナガイグチは長い間「秋の」と思っていた。正解は「安芸の」だね。広島県ではいろいろ珍しいキノコがはじめて見つかることが多いようだ。ハードケースつき。並びはオーソドックス。1ページに1種乃至2種掲載。

(5)熊本のきのこ            熊本きのこ会編       熊本日日新聞社    1992年11月
九州からはこれだけのエントリーになってしまった。210種。発生環境(樹種)別のスタイルをとっている。1ページに1種乃至2種掲載。随所に添えられている「きのこ余話」が楽しい。有名なキリノミタケも写真が掲載されている。本郷図鑑では宮崎県とテキサス州オースチン郊外でのみ見られるという記述があったのが記憶に残っているね。





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のきのこ(4) ~東海・北陸編~ [ややきのこ]

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東海・北陸編

残念ながらこの地域では、岐阜、富山、福井、三重の御当地図鑑は見つけることは出来なかった。

上段左から順に
(1)北陸のきのこ図鑑         池田良幸著     橋本確文堂      2005年7月
(2)新版 北陸のきのこ図鑑     池田良幸著     橋本確文堂      2013年7月
(3)追補 北陸のきのこ図鑑     池田良幸著     橋本確文堂      2014年6月

大作3部作である。順に1403種、1524種、447種が収録されているが、もちろん(1)と(2)はかぶっているので、念のため。特徴は図版が手書きであること。これは原色日本菌類図鑑(保育社)と同じく、手書き写生図がメインの図鑑だということ。写真、写生図それぞれにメリットはあるのだが、触れると深いのでこの辺で。

下段左から
(4)静岡のきのこ       静岡木の子の会著     静岡新聞社      1997年7月
これは発生環境(樹種)別にまとめられている。写真は大判もあるが、限られたページ数で収録数を増やすためか1/6ページ程度の写真が多いのが残念。

(5)豊田のきのこ 里山のキノコ図鑑[Ⅰ] 豊田市自然愛護協会編  豊田市環境部自然保全課 2001年3月
(6)豊田のきのこ 里山のキノコ図鑑[Ⅱ] 豊田市自然愛護協会編  豊田市環境部自然保全課 2002年3月
これは珍しくも豊田市発行の御当地キノコ図鑑である。まさか某御大が近所にお住まいというわけでもないだろうが、何で豊田市???という感じである。[Ⅰ]は普通の図鑑の配列で言うとHygrocybeからコルチナまでで、
[Ⅱ]がboletus以降、russulaからヒダナシタケ、子嚢菌を収録している。それにしても、シャカ、ホンシメジ、コウタケ、マツタケ、シモフリやイカタケ、アカイカタケなんかの稀菌も出るとは、豊田市恐るべし。

最後に「岐阜のきのこ」を発見したのでご報告

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菌友のねぎちゃんの主宰するWebページ(^^)
将来的には御当地図鑑の出版を目論まれているとのこと。先取りで掲載させていただきました。
ありがとうございます。









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のきのこ(3) ~関東・甲信越編~ [ややきのこ]

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関東・甲信越編

段々ご当地「きのこ」図鑑が無い県が増えてきた。一般的にきのこ利用は北方系文化の産物ではないかと思っている。昼なお暗い照葉樹林帯には似合わないのかもしれないね。

上段左から順に
(1)食べられるキノコ200選   信州キノコの会編   信濃毎日新聞社  2008年10月(4刷)
厳密に言えばルールから外れた題名だが、ご当地図鑑なので勘弁してほしい。発行している新聞社は長野県庁の向かい位の位置にあるが、間のバス道を少し南に下ったバスターミナルの地下一階に蕎麦屋がある。ここのせいろは異常な量の盛りで有名。図鑑の内容は写真は普通サイズ、やや淡白な色合いに見える。コガネシメジ(仮称)が不明菌としてキシメジ科の直後に位置している。掲載200種。

(2)新潟県のきのこ      新潟キノコ同好会著   新潟日報事業社  2010年6月
260種掲載。写真サイズはやや小さめ。真正タマゴタケ(Amanita caesarea)は立派な写真である。これは美味そう。

(3)群馬のきのこ(上巻)  群馬県野生きのこ同好会  上毛新聞社  2001年7月
(4)群馬のきのこ(下巻)  群馬県野生きのこ同好会  上毛新聞社  2002年8月
北海道のキノコに次ぐ、上下2分冊のご当地図鑑である。上巻176種、下巻144種の計320種を収録。順番はオーソドックス。1ページ1種で写真は半ページ分の大きさ。

下段左から
(5)茨城のきのこ 大谷吉雄・伊沢正名・内田正宏・川嶋健市共著  茨城新聞社編 1984年11月
結構古株の図鑑になる。ウスタケは可食表示、でもコガネホウキタケは毒。大谷先生の北隆館「きのこ」は中学生の頃から繰り返し読んでる愛読書。わくわくする文章でカヤタケの項なんぞを読むと鉄鍋持って山でキノコ鍋食いてーと思ったりしたものだ。それから30年後にようやくその夢は実現した。ただし鉄鍋は洋風鉄鍋だったが。

(6)改訂版 山梨のきのこ    柴田尚著      山梨日日新聞社 2002年9月(9刷)
185種掲載。富士山のおひざ元なのでもっと多いのかと思ったが。発生場別(樹種)の構成である。フジウスタケは毒表記、ウスタケは可食表記。1ページ1種で写真は半ページ分。

栃木県とかあると思ったンだけど見つからなかったね。

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のきのこ(2) ~東北編~ [ややきのこ]

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東北編

さすがキノコを昔から徹底利用してきた地域だけにほとんどの県にご当地図鑑があるようだ。この地域も新聞社発行が主体のようである。惜しむらくは山形県、ここだけは見つけることができなかった。

上段左から順に
(1)東北きのこ図鑑        工藤伸一著        家の光協会  2009年9月
同じ「家の光協会」の「きのこ」図鑑も愛用しているが体裁的にはそれとよく似ている。ブナ・ミズナラ林のキノコが多く収録されているとのこと。

(2)東北のキノコ          日本菌学会東北支部  無明舎出版  2001年10月
これもオーソドックスな順番で、保育社図鑑なんかに親しんだ人なら、お目当てのキノコがどのあたりに載っているかすぐに見当が付くだろう。しかしこの図鑑ではコラム「Coffee Break」が楽しい。キノコのイラストも秀逸。

(3)青森のきのこ         工藤伸一・手塚豊・米内山宏著  グラフ青森  1998年8月
解説は1ページ1種で写真が大きいのが特徴。掲載種は約300種。

(4)岩手のきのこ         岩手県菌類研究同好会著  岩手日報社出版部  2009年9月
方言地方名満載で楽しい図鑑。掲載種は約530種。未同定なのか、仮称的な扱いのキノコ多し。

(5)宮城のきのこ         斎藤紀・草野源次郎著  河北新報社  1999年9月(3版)
オーソドックスな構成。被写体は結構拡大されている。約290種掲載。

(6)あきたの山菜キノコの四季 永田賢之助著                  秋田魁新報社   1997年4月
図鑑ではなく解説書の体裁をとっている。文章中心だがカットの写真が綺麗である。山に分け入るところから発生ばしょ、採取方法など勉強になります。

(7)ふくしまの山菜とキノコ    大沢章著               歴史春秋出版株式会社  2001年6月
あきた以上に解説寄りの本である。キノコ写真も少しはあるが、文章と挿絵、表中心の内容。キノコ栽培はあまり縁がない内容。

(8)雪国のきのこ         高橋喜平・矢作礼美子・高木国保・角田良一著 熊谷印刷  1985年6月
雪国とは上越から東北にかけての地域を指しているようだ。掲載順序は毒/常用/食用/不食/薬用/珍菌というようなカテゴリーで分類掲載されているところが特徴。常用菌にコガネホウキタケが入っているのだが、アリなのか?昔、仙台国分町近くのキノコ料理屋で昼飯食ったついでに店に届いたトロ箱を覗くと、中にこのコガネホウキタケが入っていたのに驚いた記憶がある。

(9)白神自然観察園のきのこ(1)  原田幸雄・山岸洋貴著            弘前大学出版会  2012年10月
30ページくらいのパンフレット的なリーフレット(?)である。なんのこっちゃ。弘前大学白神自然環境研究所付属の白神自然観察園に発生するきのこの(ごく一部の)紹介パンフレットである。(1)となっているので(2)以降を楽しみに待っているところである。写真は綺麗。特にナスコンイッポンシメジの紫は綺麗に発色している。



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のきのこ(1) ~北海道編~ [ややきのこ]

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長年キノコ本をちょこちょこ買っていると、いつの間にかかなり増殖してきて、家人の顰蹙を買ったりするまでになってしまった。図鑑類が多いのだが、その中でもご当地図鑑というか、「〇〇のキノコ」で括れるジャンルが存在することに気が付いた。今回は本の整理を兼ねてその一端を紹介してみる。

「〇〇のキノコ」で括れそうな本を並べてみると、やはり北の方が多いので北海道から順に南下していくことにする。まずは北海道編。

上段左から
(1)新版    北海道きのこ図鑑      高橋郁雄著 亜璃西社 2003年7月 704種掲載
(2)新版    北海道きのこ図鑑[増補版]高橋郁雄著 亜璃西社 2007年8月 762種掲載
(3)新装改版 北海道きのこ図鑑      高橋郁雄著 亜璃西社 2012年9月 762種掲載

のっけから厳密には[の]きのこではないが、ご勘弁。
特徴は発生環境別に並べられていることである。インドアで読む場合、お目当てのキノコを探すにはやや手間がかかるかもしれない。写真は綺麗で発生環境がわかるように撮られている。初版発行は1991年。

下段左から
(4)石狩砂丘と砂浜のキノコ 竹橋誠司・星野保・糟谷大河著 NPO法人北方菌類フォーラム 2012年9月

札幌は何度も訪れているが、石狩砂丘は行ったことはない。山の中一辺倒ではなく、砂地キノコの見聞を広げようと思って購入。

(5)北海道のキノコ   五十嵐恒夫著 北海道新聞社 1997年8月(7刷)
(6)続 北海道のキノコ 五十嵐恒夫著 北海道新聞社 1997年8月(3刷)

ご当地図鑑は、各地の新聞社が発行していることが多い、というかほとんどがそうである。仕事柄新聞社に出入りすることが多かったのでロビーで時間待ちしているときに、出版物コーナーをチェックするのが常だった。
本書はオーソドックスなポケット図鑑である。

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11月の10月桜 [ややきのこ]

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11月も半ばになろうかというのに10月桜が咲いている。
 
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ハナイグチ(花猪口)/Larch Bolete [Suillus grevillei]  2014/11/10 兵庫県
 
 
探してみたけれど2本しか見つからなかった。今年最後のハナイグチだったのかもしれない。
 
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ハナイグチ(花猪口)/Larch Bolete [Suillus grevillei]  2014/11/10 兵庫県
 
 
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不明種。エノキタケを探して倒木めぐりをしていたら倒木に2本このキノコが生えていた。
ワタカラカサのようなササクレが細めの柄についていたが、何だろうね。倒木から直ではなく、腐朽が進んで土のようになった部分から発生していたのかも知れない。
 

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みんな冬支度 [きのこ0%]

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年に何度か訪れている北海道。今年は7回目くらいだろうか。
出張がらみで来ることがほとんどなのだが、今回は嫁さん連れで完全プライベートな旅行である。でも勤務の都合で一泊二日という旅程はいくらマイレージ只旅行とはいえ、いかにも足代がもったいないなあ。
 
毎回宿は出張プライベートを問わず、札幌すすきの中心部のビジネスホテルだったのだが、今回は支笏湖畔の温泉宿に泊まることにした。この周辺はキノコや野鳥がらみで毎年訪れている場所だが、宿泊するのは2回目である。周辺は支笏湖を囲む森であり、宿の正面は開けた園地に面していて散策にはもってこいのロケーションだ。

今回もチェックアウトの後、枯れ木をつつくコゲラや幹を走り回るゴジュウカラ、枝先のシジュウカラやヤマガラを眺めながら2時間近く散策していると、嫁さんが足元を指して「リスリス!」と言うではないか。見ると足先から50cm位のところにエゾシマリスが遊歩道脇の笹の繁みから恐れる風もなくチョロっと出てくるところだった。それが次の写真だ。
 
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続けて写真を撮りたかったが、急激な動きをしたくなかったのでゆっくりとiphoneを胸ポケットから取り出す。恐る恐る写真を撮り始めたのだが、相手はこういうシチュエーションに慣れているのか、ちらっとこちらを見上げてから遊歩道を横切り、悠々とナナカマドの実らしい赤い実を両手に抱えて私らの目の前で食べ始めた。
  
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10分弱位、見ている前で口一杯に赤い実を詰め込むと、立ち木に駆け上った。見上げると木の枝にもう一匹のシマリスがちょこんと腰かけてもぐもぐやってるのが見えた。これが冒頭の写真。見ると頬袋は詰め込んだエサではちきれそうである。シマリスは冬眠するので冬越し準備に大忙しということなのだろう。
 
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